オステオパシーによる腰痛/膝関節痛の改善例
先日の勉強会では腰痛や膝関節痛についてのオステオパシーの観察と治療についてお伝えしました。
今日は最近の改善例と、主にオステオパシーによる治療の検査と手技についてお話したいと思います。
オステオパシーを学ばれている方にも参考になれば幸いです。
【 腰痛の治療 】
< 40代女性 >
右臀部から太ももの裏までの痛みで来院の方。
2ヶ月ほど前からお尻から太もも裏の痛みが起こったそうです。
病院でのレントゲンでは、椎間板などに異常なしとと言われたが痛みが続いていたとのこと。
▶︎オステオパシーの検査にて右仙腸関節の異常があり、右腸骨前傾を修正
▶︎右の大腰筋と腰方形筋をリリースし、腸腰靱帯と仙棘靭帯の弾力をつける
▶︎腰椎1番2番間の椎間関節と髄膜のリリースをする
腰部の確認をしてもらうと痛みはほぼ無くなりその後2回の治療で完治する。
現在は定期的なメンテナンスとして治療を続けられています。
長く続いていた痛みが無くなり喜ばれていました。
【 膝関節の痛み 】
< 60代女性 >
半年前から膝の痛みで歩行にも支障があり来院。
・膝の外旋している
・膝の伸展が出来ない
・足関節の回内
等の問題があったため、
踵と距骨の関節・脛骨と距骨の関節
▶︎足底の横アーチと縦アーチを調整する
▶︎そのあと、大腿四頭筋と大腿二頭筋のバランスを取り、膝窩動脈と大腿動脈をリリースする
この時点で膝を動かしてもらうと少し膝の内側に痛みが残るので
▶︎伏在神経と鵞足を調整する
これでほぼ痛みが消える。
膝の痛みで歩くことやしゃがむことができず、クリニックでも改善できなかったそうです。
治療を続けて現在、普通に歩けるようになり、しゃがむこともできるようになって良かったとのことです。
腰痛や膝関節の問題は、特に女性に多い不調と言えます。
症状が悪化する前に治療を受けることで、改善は早くなります。
膝関節の問題は、今後ますます高齢化の日本で大きな課題であると思います。
特に女性は40代を過ぎた頃から膝の不調が気になる方が増えていきます。
腰や膝が気になる方は早めの治療、定期的な身体のメンテナンスや立て直しが大切になります。


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クリアボディ
東京都渋谷区代々木上原
オステオパシー治療院
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