寝違えとオステオパシー治療
寝違えは、朝起きたときや長時間同じ姿勢を続けた後に、首や肩に痛みを感じる症状です。
多くの人が経験するもので、「首が回らない」「肩まで痛い」といった不快感を伴います。
寝違えで起こった痛みや不調に対し、オステオパシーで治療することで、症状の改善や再発予防が期待できます。
今回は、寝違えの原因やオステオパシーによる治療法についてお伝えしていきます。
寝違えとは?原因と症状
寝違えは、首周りの筋肉や靭帯、関節の一時的な炎症や拘縮によって起こります。
主な原因は以下の通りです。
寝姿勢の悪さ
枕の高さや寝る姿勢が合わないと、首や肩に負担がかかり、寝違えの原因になります。
特に横向きやうつ伏せで長時間寝ると、筋肉が伸びきった状態で固まることがあります。
長時間のデスクワークやスマホの使用
日常生活で首を前に傾ける時間が長いと、首の筋肉が慢性的に緊張し、寝違えを起こしやすくなります。
「スマホ首」と呼ばれる状態も、寝違えのリスクを高めます。
ストレスや疲労
筋肉の緊張はストレスや疲労によっても増します。
寝違えは、疲労が蓄積した状態で寝ることで発症しやすいです。
オステオパシーとは?
オステオパシーは、骨格・筋膜・関節・内臓・頭蓋のバランスを整える手技療法です。
身体全体の機能を改善することで、痛みや不調を根本的に解消することを目的としています。
オステオパシーでは血流やリンパの循環も促進され、神経の働きを改善することで、全身の自然治癒力を高める効果も期待できます。
これにより、寝違えだけでなく肩こりや慢性的な腰痛の改善にも役立ちます。
寝違えに対するオステオパシーの効果
オステオパシーでは、首だけでなく肩や背中、骨盤のバランスも調整します。
これにより、首周りの血流改善や筋緊張の緩和が期待でき、寝違えの症状を早く改善することが可能です。
安全性と痛みの軽減
オステオパシーは手技中心の治療法で、強い力を使わずに筋肉や関節を調整します。
そのため、痛みが強い寝違えでも安心して受けられることが特徴です。
当院での寝違えと首の痛みの改善例
当院での寝違えによる首の痛みの治療/30代男性の症例
主訴:起床時、首の痛みで目が覚める。疼痛のため首をどの方向にも動かせない。
検査すると仙骨、上部胸椎、頸椎4番、7番に病変が見つかる。
仙骨、上部胸椎を矯正すると首の痛みが減り少し可動することが出来るようになる。
僧帽筋、斜角筋、肩甲挙筋の筋膜のバランスをとる。
痛みがさらに減ったので、頸椎の矯正を行う。
最後に後頭骨と頸椎1番の間のバランスをとり治療を終える。
その後、1週間後の治療時でのお話では、痛みはほぼなくなったとのことでした。
自宅でできる寝違えケア
寝違えを感じたときに、自宅でできる簡単なケアもあります。
温めと冷やすの使い分け
- 炎症が強い場合:最初の24時間は冷やすことで腫れや痛みを抑えます。
- 筋肉の緊張が原因の場合:温めることで血流が改善し、筋肉のこわばりが和らぎます。
軽いストレッチ
無理のない範囲で首や肩のストレッチを行うと、筋肉の柔軟性が回復しやすくなります。
ただし、痛みが強い場合は控え専門家に相談することをおすすめします。
姿勢改善と枕の見直し
日常生活での姿勢改善も重要です。
スマホやPCを使うときは首を前に突き出さず、枕の高さを自分に合ったものに調整することで、再発予防につながります。
オステオパシー治療を受けるメリット
寝違えの症状が繰り返し起こる場合、自己ケアだけでは不十分なことがあります。
オステオパシーを受けることで得られるメリットは以下の通りです。
- 首や肩の筋肉を根本から緩める
- 関節の可動域を改善し再発予防
- 身体全体のバランスを整え、慢性的なコリも改善
オステオパシーは、痛みを一時的に和らげるだけでなく、寝違えの根本原因にアプローチできる治療法として注目されています。
寝違えとオステオパシー治療|寝違えによる首の痛みの改善 まとめ
寝違えは誰にでも起こりうる首や肩の痛みですが、原因を理解し、適切なケアを行うことで早期改善が可能です。
オステオパシーは、筋肉・関節・骨格のバランスを整えることで、寝違えを根本から改善する治療法として有効です。
日常生活では、姿勢改善や適切な枕の使用、軽いストレッチなどのセルフケアも大切です。
首や肩の痛みが長引く場合や再発を繰り返す場合は、オステオパシーを受けることで、より早く症状を改善し、快適な生活を取り戻すことができます。

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クリアボディ
東京都渋谷区代々木上原
オステオパシー/整体治療院
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