甲状腺とオステオパシー治療
甲状腺の問題は特に女性に多く、機能亢進症はパセドー氏病、機能低下症は橋本病と呼ばれています。
バセドー氏病は動悸、体重減少などが起こり、疲労、体温の上昇、橋本病は体重増加、脱毛、鬱、手足の冷え、体温の低下などが起こります。
原因としては、腸管機能の低下、脳下垂体の異常、ヨウ素不足、薬の影響、ストレス、塩素や、フッ素の影響、重金属の体内への蓄積、小麦大豆の過剰摂取、頚椎の機能障害、肝臓機能障害などがあります。
寝起きの体温が36度以下の人は甲状腺の機能が低下しています。
オステオパシーでは、症状が軽度であれば進行を遅らせることや症状の軽減をすることができます。
腸管機能、肝臓、腎臓、副腎の問題が甲状腺も機能に影響が多い為、検査をして問題があれば内臓マニピュレーションをします。
またホルモンの問題は頭蓋骨の歪みと関係するため、頭蓋の検査をして問題があれば頭蓋の治療をします。
頭蓋の中でも蝶形骨は下垂体がある骨であるため特にホルモンと関係します。
首の前の筋肉、筋膜は甲状腺を覆っており甲状腺機能と関係します。
過剰の緊張があれば前頚筋膜、舌骨、咽頭部を治療し、甲状腺への血流を改善します。
また食事では過剰な小麦の摂取や糖質の制限などで甲状腺への負担を減らすアドバイスをおこなっています。
特にホルモンバランスが崩れやすい40代以降の女性は、不定愁訴が甲状腺不調と関係している場合が多くあります。
オステオパシーによる治療でホルモンバランスからくる不調を改善し、健康な心身を作っていきましょう。